【息子からの突然の弁当作成依頼】「ポジティブシンキングの裏側編」痛い目にあったのよ

子育て

高1息子からの突然の弁当作成依頼。
その記事はこちら↓
【高1息子の卵焼き】私が再び、お弁当を作り始めたきっかけ

「ポジティブシンキング編」と、

「ポジティブシンキングの裏側編」(←今回はこれ)

に分けました。

ご興味のある方は是非、前者の記事で

私の「明るく装う母業」。必死やな(笑)と笑ってもらえたらと思います。

「ポジティブシンキングの裏側編」

これまでの息子とのやり取りを思い返すと、「作らない」って言えなかった。

壮絶だった反抗期のフラッシュバックなのだ。

 

子どもから変化球(ちょっと意地悪入ってる)ワードを投げられて、つい言ってしまう

親のありがちな返答というのは、大抵は冷静な判断をせぬままとりあえず打ち返してい

る「癖」の様な言葉で、それは思わぬ方向に飛んでいくような気がする。(空手でも私

はそれで良く注意される)

今回は「え!そんなん無理!」と言うのが、私の「癖」の回答。

なので「おっけ。作るわ」になったのだと思う。

 

この数年、息子の反抗期で感じた事。

子供は大人を試している。本能的に。

親が、大人が、先生が、どんな回答をよこすのか、すごく見てる。

そして、その大人が発する言葉が、行動が、本物なのか、信頼できるものなのかどうか

を、めっちゃ見てるように思う。

 

なのでこちらが反射的に返してしまうと、彼らの気持ちを逆撫でする結果になったり。

「ほら、やっぱりね。その返ししてきた。思ってた通り。

お母さん、自分も悪い所直すって言ったのに全然やん

(この頃から私は自分の言葉に対して、悪いと思ったことを全力で誤った←要求され

た。で、努力して直す事を約束していた)」

「所詮口ばっかりだ。」って、

息子からの軽蔑が読み取れる。うまくいかない。悲しい。

数え切れぬ程失敗してきた私の子どもへの言葉の返し。

良く考えてみたら、その原因の多くは「勢い」だった様に思う。

関西人独特の早いノリツッコミをつい、ここでも使ってしまう。

成長しようとしている彼らに、幼少期の頃のままの態度「親風を吹かす」事をしてしま

う。

そんな聞き飽きた私の物言いが、イライラのスイッチを入れちゃう。そりゃそうだ。

私が対応できていなかった。全く。変わらないといけないのは子供の方だと思ってた。

全くの逆でした。変わらないといけないのは親だ。プライドなんて捨てないと。

このままでは、親子関係が決裂してしまう(と本気で思っていた)。

大人になろうともがき苦しむ子どもに投げる言葉、口調、表情にもっと敏感になるべ

きだった。

なので、一呼吸おいでいつもと違う返答を、考えなきゃ、考えなきゃ、考えなきゃ。

脳みそフル稼働でこれまでの経験を総動員!!

が、言葉が思い付かずしばらく沈黙が続くと「無視するな」なんて言われたり(泣)

ムツカシー!!

 

こんな難しい問題に遭遇するとは。知らなかったよ。恐るべし反抗期。

 

でもね、それを何度も繰り返してたら

知らぬ間に少しずつだけど、色んな手札をポケットに準備出来るようになってきた。

しかもこれって、仕事にも役立ったりするからすごい。

 

あと、意識する様に心がけてるは、「大変そうな方」をあえて選ぶ事。

皆が口を揃えて嫌がるいわゆる「面倒くさい事」な方。

「全部大変そうな方をいけ」とは言わないけど、その時の勘で、

自分が「良い」とまでいかなくても「悪くないよね」と思える事。

そんな分岐点にきた時は、面倒な道をあえて選んでみる。

なぜかと言うと、「面倒だ」と思う道の方が進んでみると意外と事がスムーズに進み、

結果的にたくさんの人と出会ったり、面白い出来事がある。

で、そんな時って

心に余裕があるから突発的に起こる問題にぶつかったりしても案外あっさり解決につな

がったりする。(この瞬間が結構面白い)

 

登山(一応私は山岳部なる物に所属しているので、山女の部類になる)もそうだけ

「地図で距離の短いこちらの道をサクッと行けば、楽に頂上に着て早めに休憩できそ

うだわ〜。」っていう道は、結構な確率で険しい。

 

歩き始めて早い段階で「めっちゃキツイんですけど・泣」ってなる。笑

しかも急な斜面だったりするので「やっぱり戻る?」となっても後戻りが難しい。

下を見るのも怖い所だったりする。あかん。このまま進むしかない。。

 

そんな時、山に?もう一人の自分に?過去の自分から?

誰か知らんけど「ほれ見てみい。」って言われてる気になる。

楽しようとしている自分や、浅はかな考え。

色々見透かされてしまってる様で、恥ずかしくなる。

 

結果、私たちが選ばなかった「遠回りの道」を行った人とは頂上までほぼ時間は変わら

なかったりするのだ。それだけならまだしも

「近道組」の私たちは、頭には枝だらけ、お気に入りのリュックは傷だらけで

靴はドロドロ、息はゼエゼエでげっそり顔で頂上へ。

「遠回り組」は、景色が良かったらしく楽しく会話をしながら清々しい笑顔で頂上へ。

人生と山登りは似てる。と、みんながいう。私も同じくそう思う。

 

今回の弁当作り。息子との短い時間のやりとりだったけど、同じ失敗を繰り返してはな

らぬ!という必死な私の脳内状況の告白でございました。

お付き合い、ありがとうございました!

よければ、表側の私「ポジティブシンキング編」も合わせてどうぞ❤️

 

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